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撫子女学園実習施設「浅葱園」~高等部桔梗女学館館生富木光の場合~2

「あ、あぁ……」
 そのスタジオの中に甘い嬌声が響いて居た。
 この嬌声の主は撫子女学園高等部桔梗女学館館生。
 富木光自身の物だった。

 スタジオの壁に取り付けられた鏡。
 それは先にも述べた通りマジックミラーである訳だが。
 かの鏡の前。
 床と水平に渡された手摺状のバー。
 良くパレエやダンスのレッスン等で使うあれである。
 これが設けられた。
 そこに光は立っていた。

 今、光は薄い桃色がかった光沢あるレオタード。
 バレエの練習用レオタードを身に纏っている。
 左膝をバーの上に乗せ、右足で立ったまま開脚するポーズで。
 その姿勢を両腕をバーに掛けて支えている。
 そうして光は開脚した股を後ろへ突き出す。

 そんな姿勢を取った光のヒップ。
 それは決して大きい物では無かった。
 がその形は十分、肉感的。
 男の情欲を誘うに十分な物であった。

 こんな光のお尻に一人の老人が。
 素っ裸の老人がへばり付いていた。
 真っ白な総髪をライオンのたてがみの様に生やしたこの人物。
 彼こそ、撫子女学園の理事長。
 戦後、最も長い安定政権を維持した鯉住春一郎。
 その人で在った。

 彼は今やすっかり老いさらばえた肉体を。
 がりがりに痩せこけた背や腹には骨を浮かべる。
 肌には幾つも醜いしみが浮かぶ。
 そんな地獄の餓鬼の様な姿で光の尻。
 レオタードで覆われた尻を撫で回していた。

 そしてこの顔はレオタードの上から透けて見える尻の谷間。
 ここのラインが股間へと消える辺り。
 光の。
 いや、女性の誰もが持つ甘い花園の最奥部。
 ここへ鼻を摺り付け。
 鼻先を埋め込む様に。
 光の尻穴付近をいじくり回しているのだ。

 ふがふがっ、ふんふんっ。
 鼻を鳴らして光のケツ穴。
 そのすぼまりをレオタードとタイツ越しに嗅ぎまくる。
 光は体の上に直接レオタードを身に付けている訳では無い。
 だがそんな決して薄いとは言えない布地。
 この上から激しく嗅ぎ立てる鯉住理事長の鼻息。
 彼が立てる呼吸音と理事長の裸身から立ち上る淫靡な香り。

 これに興奮した光の陰裂。
 レオタードに覆われた中。
 光の割目からは絶え間無く愛液が溢れ出している。
 決して薄くは無い布地の下。
 光の股間ではあそこが蒸れて凄い事になっている筈だった。
 実際、そんな布地越しに鯉住理事長の鼻腔。
 そこには微かにとは言え光の股間が放つ愛臭の片鱗。
 これを感じ取る事が出来るのだから。

 そんな靡香をより深く。
 より大量に味わう為。
 鯉住理事長は愈々もって鼻の穴をふがふがと広げる。
 そしてくんくんと嗅ぎ立てるのだ。

「あぁ……、理事長先生……」
 そう声を漏らした光。
 光は快感の余り、身を震わせ顔を上げる。
 ただその事すらもままならない。
 顔を俯かせたまま、あえぎ続ける。

 胴の部分だけを覆う。
 ワンピース水着の様なタイプのレオタードを身に付けた光。
 レオタードから露わに成った光の肌。
 そこから湧き出した汗の玉によって。
 そして、汗が乾く時に発する香り。
 なんとも芳醇な。
 淫靡な匂いが放たれているのだった。

 ややウェーブの掛かった光のロングヘアー。
 これが汗ばんだ肌に張り付いている。
 そして又。
「あっ……、んんっ」
 と息を漏らす光の唇。
 そのなんとも甘美な光景と言ったら無い。

 鯉住理事長はいよいよ肉棒を硬くみなぎらせる。
 光の股間を。
 光の菊穴をもてあそび、嗅ぎ立てる。
 そんな理事長の鼻の突っ込みはいよいよ深くする。

 練習用レオタード。
 その布地越しにもしっとりとした感覚。
 光の股間が湿って来ているのを感じ取る事が出来た。
 いや。
 実際には光の股間。
 レオタードの股布の中。
 高等部館生にふさわしい。
 それだけの若草に被われた女陰とけつ穴。
 そこはぐしょ濡れに濡れているのは確実であった。

 そんなずぶぬれの股間を嗅ぎ回る。
 レオタードの股布を摩擦し続ける鯉住理事長。
 その時、彼に対して光があえぎ声の中。
 艶かしく漏れる声に紛れさせつつ訴えた。
「……ん、理事長先生、お願いしますぅ……」

 そう言いつつ声を上ずらせた光。
 レオタードに包まれた尻を。
 尻たぶと尻たぶの間。
 魅惑の岡へと続く谷間が浮かぶ。
 この部分を。
 最奥部を鯉住理事長の顔へ。
 否。
 いやらしく嗅ぎ回る老人の鼻面へ向けて。
 ずりずりと擦り付けた。

 こうして鯉住理事長の鼻面がめり込む感触。
 と同時に老人のいやらしい鼻息を股間で。
 レオタードの生地。
 化繊の布地越しに。
 愛液に塗れた事でより、敏感となった股間。
 自身の最も敏感な部分に感じ取りつつ。
 甘美な淫欲の海に溺れつつ。
 軽く達してしまった光。

 光は自分自身の行為。
 そして鯉住理事長の所業と。
 いやらしさの二重奏に桃色の光を目の前に見た。
 そんな気がした。

 ピクリ。
 と体が震えた途端。
「あっ」
 光は思わず背筋を軽く反らせ。
 目をつむったまま、首を仰け反らせ淫蕩に溺れた。
 その動きに髪が揺れ、いやらしい汗が雫となって振りまかれた。

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