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撫子女学園実習施設「浅葱園」~高等部桔梗女学館館生富木光の場合~9

 フローリングがなされたダンススタジオ風の部屋。
 その壁面一枚分全体を覆う鏡。
 と見せ掛けたマジックミラーの向こう。
 そこでは三人の醜い年寄り達。
 彼等がマジックミラーにへばり付く様にしてこの狂態の一部始終を鑑賞していた。

 いや。
 実際にはそれは鑑賞。
 等と言う文明的な言葉で表すにはふさわしくない。
 そんな有様であった。

 三人の年寄り達。
 彼等、かつて日本国首相として、一国を代表する存在であるはずだった男達。
 覆名康夫、火葬太郎、そして加藤山剥紀雄。
 三人の老人達は上はジャケットにワイシャツ。
 と一応、正装している様ではある。

 が下は完全な振るチンで男のシンボル。
 がちがちに成った肉棒をさらけ出し、見たくも無いお尻丸出し。
 と言う実におぞましく情けない姿になっていたのであった。
 しかも彼等は光が片足立ちのまま、両手片足をバーに掛けて体を支えている。
 その姿を誰よりも良い位置で見よう。
 とその前にべったりへばり付き、押し合うようにして座り込んでいるのであった。

「よっ、良く見えませんな」
 そう言ったのは火葬太郎だった。
 歪んだ口元と人を馬鹿にしようとした口調が持ち味だった火葬太郎。
 彼はただでさえ人並み外れた顔を、よだれを垂れ流し半開きにしたまま。
 どもり勝ちに口走った。

「全くですな」
 こう言ったのは覆名康夫である。
 知的だ。
 と言われる事もあった風貌。
 それはもはや全く影を潜めている。
 血走った目の上に掛けられていると、黒縁の眼鏡。
 これすらもただえろじじいらしさを際立たせる。
 その小道具としての機能しか果たせずにいた。

 実際、火葬太郎と覆名康夫が言う通りであった。
 マジックミラーは彼等とはミラー1枚を隔てた向こう。
 そこで演じられた鯉住理事長と光との狂態。
 彼等、二人の体が発する熱気による曇り方。

 ただそれだけでは無い。
 二人の狂態を見せ付けられ、興奮に興奮を重ねた三人の変態。
 彼等自身の熱気と。
 そして三人が三人して顔を擦り付ける。
 たが故の汗による汚れ。

 更には何ともおぞましい事に責めて、マジックミラー越しでも。
 それでも構わないからと光の姿が。
 体のライン丸分かりのレオタード。
 そしてそこから剥き出された手足。
 その汗を吸い、責めて股間部の映っている部分へと。
 舌を這わせ、舐めたくった後。
 即ち、彼等三人の元首相の涎によってどろどろと汚されてしまっているのである。

 火葬太郎が涙ぐましくも。
 自分達の熱気と、汗と、そして涎とで汚れたマジックミラーの内側。
 これをジャケットの袖で。
 上等な。
 一着うん十万円もする様な背広。
 その袖でマジックミラーの表面。
 そこにこびり付いた実に汚らしいもや。
 これを拭き取りに掛かったのだが無駄な抵抗だった。

 何せマジックミラーの向こう側。
 そっちも鯉住理事長と光。
 二人の熱気のお陰で曇ってしまっているのだから。
 マジックミラーのこちら側を吹いただけではどうにも成らない。
 多少、ましになっただけに過ぎない。

「くそおっ」
 そう言った火葬太郎。
 そして覆名康夫も又、残念そうに苦虫を噛み潰した様な顔をしている。
 そんな二人を尻目に、一人べったりマジックミラーに張り付いたまま。
 ひくひくと痙攣し、愛液を吹きこぼしている光の淫裂。
 そして玉の様な汗が滴る光の太もも。
 或いは更に快感を得ようとでも言うかの様にうごめく。
 ふっくらと口を開いている光のアナル。

 こんな魅惑的過ぎる獲物を目の前にしている加藤山剥紀雄。
 彼が落ち着き払った様な口調で二人をこうなだめた。
「まあ、良いではありませんか。この曇りもあの女の肌から出た物だと思えば。これはこれでおつなもんですよ」
「そう言えばそうですな」
 そう言いつつ、自分の眼鏡のレンズ。
 この曇りを手からの脂で汚れるのも構わず。
 いや、実際には眼鏡拭きを取り出す。
 ただそんな事一つ。
 少しでも長く光の狂態から目を離したくない。
 そんな理由だったのだが。
 覆名康夫は無造作に自身の眼鏡のレンズ。
 そこの曇りを指で拭き取った。

 彼の眼鏡の曇りもこの狭い部屋で。
 さらにその狭い場所に三人が集まり、えろい熱気を充満させていた。
 であればこそ生じた曇りであった。

 そして覆名康夫の隣ではこれもあの女から生じた物。と
 言う言葉に興奮した物か。
 火葬太郎が舌を伸ばして、べちょべちょねちょねちょ。
 とマジックミラーを舐めたくっていた。

 三人が三人とも股間で肉棒を規律させている。
 が実は三人とも鯉住理事長と光。
 二人の狂態をマジックミラー越しに見せ付けられ、たまらず自分で自分の肉棒をしごき上げ続けていたのである。
 すでに三発、四発と射精を終え、最後の最後。
 ケツ穴をほじくり返され、光が絶頂に達した時。
 すでに三人の精液タンクは底を尽きかけ、ほぼ透明な物しか出なかった程なのであった。

 そして三人が絶頂を達し、肩で息をしている。
 そんな光の有様を眺めながら射精の余韻に浸っていた時。
「ああっ」
「おっ」
 最初に気付いたのは覆名康夫と加藤山剥紀雄だった。

 それまでただあくめに達した余韻。
 これのせいで震えているだけか。
 とそう思われていた光のお尻。
 それが一度、二度と震えた。

 その時。
 いかにも音を立てそうな。
 そんな凄まじい勢いで茶色いブツが。
 光のケツ穴からあふれ出て来たのである。
「おおぉぉっ」
 三人は又、光の脱糞姿。
 これを目の前にして三人そろって肉棒をしごき立て始めた。

 この突然の脱糞も考えて見れば当然であった。
 あれだけ激しくケツ穴をほじくり回されたのである。
 括約筋は緩みきり、抑制が効かなくなってしまったのに違いない。
 実際、片足立ちと言う姿勢ではろくに息め無いはず。
 であるのに、光のケツ穴からはぼとぼと、ぼとり。
 と立て続けに糞塊が。
 光の茶色い分身が産み落とされ続けているのだ。

 いかに光の肛門が緩み切ってしまっているのか。
 と言う事を如実に表していた。
 光の便塊はやや柔らかめである。
 がそれでもしっかりと形を保っていた。

 光のケツ穴から垂れ流された糞便。
 これは大はバナナ大から。
 小はウィンナー並みまで。
 重力に絶え切れなくなる度、千切れ落ちながら。
 あっと言う間に光の足元に見事な金山を築き上げて言った。

「おおーーーーっ」
 三人は口々に歓声を上げ、ウンチの残骸をこびり付かせたままひくつくケツ穴。
 或いは山と積もれた光の分身。
 これを目の前にしてオナニーに励んでいた。

 そんな彼等がたかっているであろうマジックミラーの奥の部屋。
 その辺りを鯉住理事長が馬鹿にした様な微笑を浮かべて眺めている。
 この事をこの三人。
 いや。
 最早、三匹と言っても良い。
 かつて日本国首相と呼ばれていたサル達。
 彼等が知るはずも無かった。

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